TOEIC雑感

西澤ロイさんの出版記念パーティーに参加してきました。

大勢の方の参加があり、ロイさんの人気振りはさすがです。

 

帰り際に名刺交換した方との話の中で、TOEICについての自分の認識を少し改めるところがありましたので、少しそのことに触れてみたいと思います。その方の話を私が正確に理解できたかどうか?もありますが、その方の話を、私の解釈を入れて紹介すると、以下のようになるのではと思います。

 

============================

「企業で働く人たちが今TOEICで悩んでいること、それは、『TOEICは、会社がやれというからやらなきゃ仕方ないけど、かと言ってこれを続けて一体英語力が総合的に伸びるのか?という疑問だということ。。。。。

 

いや、疑問と言うより、そうならないことはほぼ分かっているけど、会社にTOEICの一定点数クリアを義務づけられれば逆らえない。そこに、『TOEICは意味ないから止めてしまえ』と言われると、辛すぎる。言ってもらいたいのは、「TOEICをこう使えば、書く力や話す力の向上にもつながる、という話」

================================================

 

この話を聞いて、なるほどと思いました。

 

TOEIC受験と一定点数クリアを義務づけられたサラリーマンは、会社の方針とTOEICの制約との間で、板挟みになっているのだ。「わかっちゃいるけど止められない」人に「止めろ!」と言っても酷な話なのだということが、しみじみと分かりました。

 

その一方で、企業には、TOEIC偏重の人事考課や研修体系を見直して欲しいことを、地道に訴えかけていくのが、英語教育に多少なりとも関わる私等の役割かなとも思った次第です。