UCSBに着いた日は、快晴。ほどなく、San Rafaelという寮のInternational Hallという留学生の多い一角に落ち着いたのですが、ぞろぞろと近隣の住人が集まってきました。
その中に、Tomという背の高いアメリカ人がいましたが、彼がビーチに行こうと誘ってくれました。UCSBキャンパスのすぐ南側には、海岸があり、太平洋が一面に広がっているのです。
二つ返事で、行こうということになりました。
嬉しくなって裸足であるいていると、足の裏に違和感が。。。。。足の裏を見てみると、ベタ~~~と黒いものがくっ付いているではありませんか。
それを見たTomの言葉を今でも記憶しています。
"Oh, Hero. I should have warned you."
UCSBの沖には、海底油田があり、何年か前の爆発で、この辺りの海岸の砂にはコールタールが含まれていると言うのです。海岸を一見しただけでは、それは分からず、僕のような犠牲者(?)も多かったようです。
この事件のおかげで、"I should have ..."の構文は、私の記憶にすっかり焼き付きました。強烈なインパクトのある経験と、そこで発せられた言葉は忘れないものです。これは、英語のセミナーでもお話していることです。
そのTomと、ごく最近再会することができました。32年ぶりです。この思い出を話すと、「俺そんなこと言ったっけ?」当たり前ですけど。
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